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あの人が、本気でビジネスに目覚めたら?【No.003・鬼滅の刃/胡蝶しのぶ編】

 創薬企業の蟲柱(代表・胡蝶しのぶ)の株価急伸。新型コロナ打破に期待高まる

 

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※写真はイメージです。

 世界的に未知のウイルスが猛威を振るう中、創薬ビジネスで右肩上がりの成長を続けているのが、株式会社蟲柱(代表・胡蝶しのぶ)である。今年で100周年を迎えた同社は、大正時代には珍しい女性起業家・胡蝶しのぶ氏(初代)が創業した会社で、同氏は突如人が凶暴化し世間に恐れられた奇病を、独自開発の薬で回復させたという逸話も残る。

 

 現在でも同氏の精神を受け継ぎ、三代目胡蝶しのぶが事業を牽引。多くの人を病気の苦しみから救うべく、祖業である創薬ビジネスのほかにも、グループ会社の医療法人での病院経営や、医療従事者を育成する教育機関の運営なども行っている。

 

 2019年12月以降、中国・武漢で発生した新型コロナウイルスは、世界中に拡散を続けて猛威を振るっている。国内でも急速に感染が拡大しており、3月2日からはさらなる感染拡大を抑止するため、小学校・中学校・高校などの休校が要請されるなど、日本社会全体に大きな影響を及ぼしている。

 

 こうした中、政府から要請を受けた同社は、同じく大正時代創業の惑血株式会社(代表・珠世)と連携し、「新型コロナ克服のため、できる限り早期にワクチンを開発する」と表明。すでに臨床段階まで開発が進んでおり、今世界中からその動向に注目が集まっている。

 

 藤の花を主成分にした殺虫剤でシェア拡大。世界拡販も視野に

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※写真はイメージです。

 

 同社の今後の成長の鍵を握るのが、農薬分野である。同社が開発する殺虫剤「ウィステリア」(和名:藤の花)は、藤の花を主とした天然由来の成分を使用しているのが特徴。野菜の生育を妨げるクモなどの害虫防除に高い効果を発揮する一方、人体への影響はほとんどなく、循環型農業を推進する欧州各国から徐々に注目を集め始めている。

 

 シンジェンタ(スイス)やバイエル(ドイツ)など、農薬メジャーが生き残りをかけてしのぎを削るなか、同社の「ウィステリア」は国内シェア80%を占めるなど、圧倒的な地位を確立しており、本格的な世界展開を視野に入れているという。新型コロナウイルスが沈静化した後も、さらなる飛躍に期待できそうだ。

 

※この記事はフィクションです。